西福寺の歴史
西福寺の歴史
法雲山西福寺は、永正17年(1520年)春、大友家家人「釋道因」がこの地に一宇を建立したことに始まり、爾来五百年、ご門徒の方々に護持されてまいりました。
記録よりますと、現在の本堂は当寺第十世釋義燈が文政6年(1823年)頃着工し、文政8年2月7日釘始、文政10年7月20日上棟、文政12年12月に釋義燈が完成を間近に亡くなり、後を継いだ第十一世釋義静の時、鬼瓦に彫られた文政13年3月に、八年の歳月をかけて完成致しました。
また庫裏・山門は明治元年(1868年)に建立されました。
建設以来二百年近くの時間の経過により、伽藍の老朽化が目立っていましたが、西福寺を支えてこられた幾多の先人のご苦労を思い、西福寺の法灯が末永くご門徒の方々と共に灯され続けられることを願い、ご門徒各位に、一方ならぬご尽力を賜り、建立当時が偲ばれる本堂・山門・庫裡の修復事業が完成致しました。
修復の歩み
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(修復前)
(修復後)
(修復中)
(修復前) (修復後)

修復記念碑
記念碑の上の瓦は、修復前の本堂に使われていた瓦です
文政十三年三月の日付と瓦師の名前が彫られています