２０１０年
平成２２年１０月
これから、寺の近況報告、住職の独り言を時々アップしていきますので、のぞいてみて下さい
石垣の隙間が空き、壊れそうなので、すべての隙間を埋めて補強しました
その時、工事の職人さんが衝撃の一言「多くの命を閉じ込めてしもうた」、住職「･････ごめんなさい、多分逃げてるよ」
ふと、金子みすゞさんの詩を思い出す
「大漁」
朝焼け小焼だ 大漁だ
大羽鰮（いわし）の 大漁だ。
浜は祭りのようだけど
海のなかでは 何万の鰮のとむらいするだろう
『金子みすゞ』さんのページへ （ぜひご覧下さい）
今日、山の上のみかん作っているお宅にお参りした、家の人が「今年はみかんが裏年で不作の上、カラスの大群とイノシシが来て大変だ」と嘆いていた。帰って、戴いたミカンを食べながら、住職「こりゃおいしい、カラスとイノシシの気持ちも分かるような気がする・・・？」
今年は全国的に、熊が出たり、猿が出たり、人も動物も大変な年です
もうすぐ御正忌です、また準備等ご門徒の皆様よろしくお願いします
もちろん、４・５日は、是非お参り下さい
ご門徒の皆様がお参りに来られてはじめて、西福寺が輝きます
今年は雅楽の楽人さんも去年より多いです
５日は筑前琵琶の演奏会もあります、また写真をアップします
寺の裏庭に見慣れぬ来訪者が、たぬきの「ポンタ」か？
近づくとそこそこと逃げていった、一体どこに住んでいるのか？
古い味噌がめを傘立てにしました
我ながら名案だと思いましたが、実際使ってみないと分かりません
また、今年は季節外れの黄砂が降りました
黄砂が降ると、本堂の外縁が砂をまいたようになり掃除が大変です。掃除しても、翌日にはまた砂をまいたように---とほほ
そのうえ、カラスが来て、本堂の欄干にとまり何故か糞をします、寺とカラスは日本の風景ですが、トイレと勘違いしているのかも
本堂の掃除をしていて、ふと裏の窓を開けるとポンタがとぼとぼと歩いていた。食べ物がないのか、前よりやつれたようである
冬をしっかりと乗り越えて欲しいものである、アライグマは悪さをするが狸はどうなんだろう、詳しい人教えて下さい
少し人慣れしていて、目を細めてこちらを見る顔がいじらしい、ちょっと餌でもあげたくなる
いつも、単独のようだけど家族はいないのかな？
それとも、家族のために餌を探しに来ているのかな？
本来、狸は夜行性であるのだが、この「ポンタ」昼間とぼとぼと歩く、目を細めるのはまぶしいか眠たいか、とにかく変わり者である
御正忌の準備に多くのご門徒さんにご加勢を戴きました
厚くお礼申し上げます
また、当日はおときの準備、お給仕方等よろしくお願いします
今日は久しぶりの雨模様です
当日お天気が良いことを願ってます
無事御正忌報恩講を勤めることができました
法要は2日間だけですが、準備の草取り、お磨き、お餅つき、華いけ、お飾り申し、おときの準備等、１０日位前から多くのご門徒さんのご加勢に支えられての報恩講でした.
また、毎年必ずお参りして戴くご門徒さん本当に有難うございます。今年は雅楽の楽人さんも多く、筑前琵琶の演奏もあり、お参りの方も多く賑やかな報恩講を勤めることができました
毎年、年数回の法要が勤まります、是非ご門徒さんには西福寺に足を運んで戴き、本堂に入りきれないようなお参りがあることを願っています
来年、１月１日は、午後１時から修正会を勤めます、是非、お参り下さることを願い、報恩講のお礼と致します
今年も残りわずかになってきました
年の瀬は慌ただしいものです、一年があっという間に過ぎ、何かし残したことがあるようで
先日、お逮夜のお参りで、母親を亡くした息子さんが、毎日仕事から帰り、母の遺骨の前で母に語りかけながら、ふと思うと、
「倒れた母を家で介護をし、精一杯のことをしたつもりだったけど、今あらためて、もう少ししてあげられることがあったような気がする」と言っておられた
一緒にお勤めをし、「南無阿弥陀仏、有難うございました」と、心からのお礼を申すとき、一足先に人としての仕事をなし終えられた故人も、「ありがとう」と微笑みかけているように思います、49日の法要までの日時は、大切な出遇いの日時に思えます
